奥八女星野茶自園自製 高木茶園

カート

奥八女星野茶自園自製 高木茶園

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高木茶園について

日本茶の新しい飲み方を
高木茶園は提案します。

高木茶園 四代目当主
茶栽培家・茶師

高木 暁史

“ストーリーを飲む”日本茶

十代のころは、家を継ぐ気はさらさらありませんでした。「重労働できつい。絶対に嫌だ」と、高校を卒業してすぐにカナダの大学に進学。経営学を専攻し、そのまま就職するつもりでいました。

大学ではプレゼンをする機会が多く、ある時ネタに困って実家の茶園と日本茶の文化について紹介しました。するとクラスメート達から「洗練されたカルチャーだ」「とてもクールだと思う!」など、日本では聞くことのない新鮮な意見が出てきたんです。

海外では、お茶は嗜好品として位置づけられています。日常的に飲むだけでなく、ワインのように産地や作り手、どれだけ手間をかけているかが大事にされている。一杯にどんなストーリーがあるのか、想像して味わうんです。

こんなふうにお茶を楽しむことができるんだ。茶農家で育ち、多少は詳しいはずだと思っていた自分の固定観念が崩されました。

日本でもこの考え方を取り入れてみたい。大学卒業後、ずっと避けていた実家に戻ることにしました。

良いお茶の条件をかなえた土地、
奥八女星野村

帰ってみると、星野村の土地がとても恵まれていることに気づきました。高木茶園の畑は標高150〜600m。朝夕の温度差が激しいため、茶葉に養分が蓄積され旨味の強いお茶に育ちます。

川が近く、濃い霧が立ちのぼることも素晴らしいお茶が育つ条件です。霧は日差しを遮り、光合成によって葉が固く苦くなるのを防ぎます。

何より、星野村でなければならない理由は土にあります。水はけと保水性のバランスが良く、茶が育つのに最高のバランスなんです。環境だけはどんなに費用をかけても変えられない。寒暖差・川霧・土壌の条件が揃った星野村は全国屈指の茶所です。

化学肥料と農薬を減らす努力もしています。化学肥料は決して悪いものではありませんが、人間に例えるとサプリメントのようなものです。食生活をおろそかにして、サプリメントだけで必要な栄養をまかなっている人を健康とは言えませんよね。

茶葉も同じで、化学肥料ばかり使うとひ弱な葉になって虫食いができたり、えぐみが出たり。有機肥料は手間もコストもかかりますが、生命力が強く虫に食べられにくい、それでいてまろやかな茶に仕上がります。

シングルオリジンで知る
お茶の個性

実はお茶にも個性があるんです。ワインの愛好家がボルドーやブルゴーニュといったシャトーの違いを楽しむように、お茶も産地や生産者、品種の違いによって風味が変わります。

ところが、日本で流通している緑茶のほとんどがブレンド茶。それぞれの品種の長所短所を補いあった、普段使い用のマイルドな仕上がりです。

高木茶園では茶葉それぞれが持つ個性を味わってほしい、と考えています。スープを飲んだのかと思う旨味の強い品種もあれば、桜の花に似たさわやかな香りを持つ茶葉もある。日光を遮るかどうかでも味は大きく変わります。

コーヒー豆の違いを楽しむように、チョコレートのbean to barを知るように、お茶に触れていただきたい。そこで単一品種ごと=シングルオリジンで少量ずつパッケージしました。

テロワール(品種や地理、気候によって変わる特性を楽しむ考え方)で日本茶の新しい世界を提案します。

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